SjQ『現象する音楽』
phénoméno-mélodie
奈良町にぎわいの家つし二階アート企画Vol.25
会期:2022年3月14日(月) - 3月27日 (日)
時間:9時 - 17 時(休館日:水曜日)
料金:無料
会場:奈良町にぎわいの家 つし二階
主催:奈良町にぎわいの家
キュレーター:sukima industries
SjQは、演奏者の音の断片のやりとりで即興的に音楽を生み出すパフォーマンス·プロジェクトです。
演奏者同士がルールに基づいて短いフレーズで対話を繰り返すことで、音楽が発現します。
この技法は、自然の生態系やコンピュータサイエンスなど、音楽の外部からアイデアを取り込んでいく姿勢によって生まれました。その活動は、自ずと既存の音楽の枠組みを超えて、近年は美術館やアートフェスティバルでの公演等、活躍の場をアートシーンへと拡張しています。
今回の <『現象する音楽』: phénoméno-mélodie > は、会場となる築100年の日本建築とその周辺地域のフィールドレコーディング、そしてSjQの演奏が融解する新作のサウンド・インスタレーションです。会場内の対となる2つの四畳半空間にて、様々な生活の音が、生命のように関係性をもち、連続し、音楽として立ち上がる様をご体験いただきます。
本作は「音楽は聴取する側に現象する」という思想のもと、オーディエンスの聴くという行為によって成立する作品です。
空間を飛び交う音をご自身の耳で捕まえ、あなただけの音楽として捉え直してみてください。
ご来場をお待ちしています。
SjQ
「即興と設計」の狭間を結節する音楽プロジェクト。
プレイヤー同士の短いフレーズの遣り取りの連鎖から、
<もつれ>による旋律とグルーヴを生み出し、楽曲を構築していく。
2010年以降は、音楽に軸足を置きながら現代アートシーンでも活動を展開。2013年、映像アーティスKezzardrixをメンバーに加えたプロジェクト[SjQ++]で、国際的なメディアアートの祭典・Ars Electronica2013・デジタルミュージック部門のAward of distinction(準グランプリ)を受賞。
2020年、11年ぶりとなるニューアルバム『torus』をリリース。